NTP機能の実装

NTP機能を実装して外部サーバと時刻同期を行う。


まずインストール
端末より
# yum install ntp

正常に完了したら
/etc/ntp.conf　設定ファイルを自分の環境に合わせて変更

　# Hosts on local network are less restricted.
　restrict 192.168.11.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap　# コメントを外してLAN内のNTPサーバとして機能させる

　# Use public servers from the pool.ntp.org project.
　# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
　server 0.centos.pool.ntp.org iburst
　server 1.centos.pool.ntp.org iburst
　server 2.centos.pool.ntp.org iburst
　server 3.centos.pool.ntp.org iburst
　　　　　　# ここに同期するNTPサーバを指定する

変更内容を保存する。

続いて動作させる。
端末より
#systemctl start ntpd.service　# NTP機能動作開始

#systemctl enable ntpd.service # サービスに登録(起動時自動実行)

$ ntpq -p　# 時刻の同期状態の確認
先頭に「*」マークが付いていれば同期中。

以上、NTP機能の実装でした。

その後、サーバを再起動したら
# systemctl enable ntpd.service でサービスに登録しているのに
起動時に自動実行されない事が判明#59136;

調べてみると、Chronyというサービスが実行されていて、これと競合している様子。

端末より
# systemctl stop chrony.service　# Chrony停止
# systemctl disable chrony.service　# Chronyをサービスから削除

これで、無事NTPの起動時自動実行ができた。


しかし、このChrony、機能はNTPと同様の時刻合わせでCentOS7ではChronyが標準らしい#59143;
だから、自分でインストールした覚えが無いのにOSインストール時に自動でインストール&サービス登録されているようだ。


なので、Chronyの設定について
まずNTP機能の停止とサービスから削除

端末より
# systemctl stop ntpd.service　# NTP停止
# systemctl disable ntpd.service　# NTPをサービスから削除

続いて
/etc/chrony.conf　設定ファイルを自分の環境に合わせて変更

　# Use public servers from the pool.ntp.org project.
　# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
　server 0.centos.pool.ntp.org iburst
　server 1.centos.pool.ntp.org iburst
　server 2.centos.pool.ntp.org iburst
　server 3.centos.pool.ntp.org iburst
　　　　　　# ここに同期するNTPサーバを指定する


　# Allow NTP client access from local network.
　allow 192.168.11/24　# コメントを外してLAN内のクライアントとの同期を許可する

変更内容を保存する。

そして動作させる。
端末より
#systemctl start chronyd.service　# NTP機能動作開始

#systemctl enable chronyd.service # サービスに登録(起動時自動実行)


$ chronyc sources　# 時刻の同期状態の確認
先頭に「*」マークが付いていれば同期中。

以上、NTP機能の実装の追記でした。